プロジェクションマッピングでレストランが“体験型空間”になる!顧客満足度が高まる仕掛けとは

レストランのなかには、顧客の満足度を高め集客に繋げるためにプロジェクションマッピングを取り入れるケースも増えています。プロジェクションマッピングは、高い演出効果があるため、簡単に空間演出ができる魅力もあるでしょう。

レストランにこそ、プロジェクションマッピングをおすすめしたい理由があります。弊社では飲食店や商業施設、ホテルなど数多くのプロジェクションマッピングを作成してきたため、ブランディングや顧客体験の向上を検討している方はぜひプロジェクションマッピングの導入について参考にしてみてください。

目次

レストランでできるプロジェクションマッピングとは

一口にレストランのプロジェクションマッピングといっても、様々な種類があります。レストランで提供している料理のジャンルや雰囲気によっても、選ぶべきプロジェクションマッピングの種類も変わってきます。具体的にどのような種類があるのか見ていきましょう

テーブルマッピング 

弊社で作成したテーブルプロジェクションマッピング

テーブルマッピングは、テーブルやお皿に映像を投影して行うプロジェクションマッピングの一つです。映像を映し出し魔法のように見せたり、インタラクティブな演出が楽しめる点も魅力です。

高級レストランや結婚式、ディナーショーなどの多様な場面でも取り入れられ、記念日のディナー、コース料理と組み合わせた演出が人気です。テーブルに触れると映像が変化するような遊び心のあるものやゲームのように楽しめるものもあります。

食器や料理と連動させつつ、ストーリー性の高い体験ができます。例えば、アニメーションに合わせて料理を提供する、飲み物に美味しい魔法をかける演出もあります。ロジェクションマッピングを取り入れることで、今までにない食事の楽しみ方を実感できます。

額マッピング 

額マッピングとは、陰にかけたがく額縁内に映像を投影するプロジェクションマッピングです。絵にストーリー性を持たせて、絵が動くようなアート体験を楽しめます。小さなスペースで行いやすいプロジェクションマッピングでもあり、店内の装飾や季節に合わせた演出を実現することが可能です。

例えば、同じ有名な画家の絵を自動で変えていくようなプロジェクションマッピングを作り、注目を集めつつ絵の魅力を伝えることも可能です。絵が崩れていくような演出のものもあり、魔法のような感覚で楽しむこともできます。

額マッピングは、プロジェクションマッピングのなかでもそこまで多い演出ではないので、インパクトのある演出としても使いやすくおすすめです。

空間プロジェクションマッピング 

空間プロジェクションマッピングは、レストラン店内の壁や天井、床全体に映像を投影して行うものです。空間全体がプロジェクションマッピングの世界になるため、没入感のある空間を演出できるのも見直です。

同じレストランのなかでも、時間帯やイベントに応じて映像を切り替えられるので、ランチやディナーなど雰囲気を変えたいときにも便利です。演出と連動させた音響や照明を行うことで、体験型レストランとしての差別化にも繋がります。

また、プロジェクションマッピングによるバーチャル空間は、人間の記憶に残りやすいといわれています。五感に働きかけるので、味覚・触覚・嗅覚を刺激してくれ、思い出に残る体験になるからこそおすすめです。

レストランにプロジェクションマッピングをすすめる理由

さまざまな場所でプロジェクションマッピングが取り入れられていますが、レストランにこそおすすめしたい理由があります。レストランにとっても、他店との差別化になったり、お客様にとっての特別な体験を通して、集客に繋がるかもしれません。レストランにこそ、プロジェクションマッピングをおすすめしたい理由を見ていきましょう。

イマーシブな空間を演出できる 

プロジェクションマッピングは、インパクトがありお客様の印象に残りやすい特徴があります。期待以上の満足を提供してもらうと、人間は「誰かに伝えたい」「紹介したい」と思うものです。

レストランによる食事をより特別な体験にできるように、料理や飲みものを提供するときに関連性の高い映像をテーブルに投影させる方法もあります。また、その映像に触れると料理が動いたりお客様自身が操作できるような仕組みを作ってみるのも楽しいと思います。

プロジェクションマッピングを通して、レストランでイマーシブな空間を演出しつつ、エンターテインメント性を与え楽しめます。レストランにとっても顧客の満足度を高めることにも繋がり、リピートしてもらいやすくなります。

SNSでのシェアが見込める 

プロジェクションマッピングは高い集客効果が期待できると言われています。

その理由として、SNSでシェアされやすい点があげられます。幅広い世代でSNSが当たり前に使われている今、話題や流行を作るのにもSNSが一役買っています。実際にSNSでプロジェクションマッピングについて調べると、工夫をこらした様々なプロジェクションマッピングを見かけます。

集客のために広告を出す人も多いのですが、費用も高く負担になってしまいがちです。プロジェクションマッピングはSNSでシェアされやすく、動画なのもありたくさんの情報を効率的に伝えることにも繋がります。広告を出すよりも費用を抑えながら集客が見込める点も大きな特徴と言えるでしょう。

他店と差別化が図れる 

レストランでプロジェクションマッピングを取り入れることで、他店との差別化にも繋げやすくなります。プロジェクションマッピングを使えば、映像と食事を同時に楽しめる”ここでしか体験できないディナー”を提供することできます。

そのため、「また利用したい」と思ってもらえる可能性も高まります。レストランのイメージそのものを、最先端の技術を取り入れ洗練された空間であると印象づけることにも繋がります。

レストランによっては競合との差別化に悩んでいたり、お客様に覚えていてもらいリピートしてもらうためにはどうしたらいいのか、悩んでいるケースもあるでしょう。ここにこないと体験できない「特別な経験」を提供できるようにしてください。

客単価の向上につながる 

プロジェクションマッピングは、レストランに付加価値を与え客単価の向上に繋げることもできます。特別な演出や体験を提供することで他店にはないサービスを提供していると認識してもらえるからこそ、高い単価を実現することもできます。

レストランでは演出込みの食事を提供することで、客単価を上げお店の売上を作ることにも繋がります。例えば、季節やイベントにあわせた特別ディナーやイベントを用意すれば、より高価格帯のメニューも提供できます。プロジェクションマッピングを見るために、コース料理を選択する人も増えるでしょう。

特別な時だからこそちょっと奮発しようと考える人も多く、高い客単価でも利用してもらいやすくなります。

特別な装置は必要ない 

プロジェクションマッピングは、特別な装置は必要ありません。大掛かりな装置を必要としないからこそ、手軽に映像空間を演出することも可能です。レストランの屋内・屋外でも関係なくどちらでも使うことができ、イベント利用も可能です。

レストランによっては、集客のために、定期的に内装を変えるなどの工夫をしているところもあるでしょう。プロジェクションマッピングであれば、季節ごとに内装を変える必要もなく、大掛かりな準備も必要としません。そのため、短期間のイベントにも使えます。

キャンペーンの紹介や広告としても活用できるなどさまざまな良さがあります。予算が限られているレストランにとっても、プロジェクションマッピングは取り入れやすい方法です。

レストランのプロジェクションマッピングにかかる制作費用

レストランのプロジェクションマッピングにかかる制作費用は、規模の大きさやコンテンツがどこまで複雑なものなのかによっても変わってきます。

弊社の実績にはなりますが、過去のプロジェクションマッピングの映像制作では200万円~800万円と幅が広く、どこから作る必要があるのか、制作時間や内容によっても変動しています。

なかでも、3Dアニメーションのように高い技術力を必要とする場合は、まとまった費用がかかる可能性も十分にあります。

また、プロジェクションマッピングは大型の設備は必要ありませんが、投影させるための設置費用は数十万円程度です。他にも投影を行うスタッフの人件費がかかる場合もあります。プロジェクションマッピングの費用を抑えたいときは、完全に制作を依頼するのではなく部分的に依頼する、既存の映像や素材を使う方法があります。

プロジェクションマッピングを導入した飲食店の成功事例

実際にプロジェクションマッピングを導入し、成功した飲食店を紹介します。どのような演出にするか迷っているときに、他の成功事例にもたくさんのヒントがあります。具体的にどのようなプロジェクションマッピングを取り入れているのか詳しく見ていきましょう。

テーブルの上に物語が広がる演出 

飲食店のテーブルを使ったプロジェクションマッピングも人気があります。

テーブルの上に広がるストーリーを演出できるので、ブランドや店舗コンセプトに合わせたオリジナル演出を実現することも可能です。

お客様にとっても席につき料理が提供される前から、テーブルの映像を楽しみつつたくさんの驚きを提供することも可能です。待ち時間を楽しくさせてくれるのもプロジェクションマッピングの魅力と言えるでしょう。

テーブルの上を、キャラクターが走り回っていて捕まえるようなゲーム性のあるものや、料理のテーマに合わせた世界観を表現することも可能です。実際にどのようなプロジェクションマッピングを行っているのかは、映像をご覧ください。

東京を味わう新ビアスタンド体験  

JR東京駅八重洲地下中央にある「TOKYO Craft BEER STAND(トウキョウクラフトビアスタンド)」でも、プロジェクションマッピングを取り入れています。

東京に敬意と愛着をもって作り上げたビールを提供しているお店になり、おしゃれで最先端のビアスタンドとしても人気があります。東京の四季をイメージした演出を店内の壁面に投影させ、季節によって異なる映像美が楽しめるのも特徴です。

東京ならではの多様な魅力を視覚的に伝えることに成功した、プロジェクションマッピングの成功事例と言えるでしょう。東京駅直結の立地にあり、多くの観光客やビジネスパーソンに向けたビアスタンドです。狭い空間のなかでも、プロジェクションマッピングを使えば季節感を伝えることが可能です。

映える&癒されるチルラウンジ 

「BEB5軽井沢 by 星野リゾート」にて行われている、デジタルアートとシャボン玉の演出で、新しいプロジェクションマッピングの可能性を提供しています。ホテルの中庭に桜をテーマにしたデジタルアートやシャボン玉の演出を取り入れたことで、朝から夜まで時間を問わずに桜の演出を楽しめます。

約100個の桜色の提灯が並ぶフォトスポットを設置することで、SNSでシェアされやすい演出を作り出しています。朝は桜の中でピクニックを楽しみつつ、夜は夜桜を眺めてゆっくりとお花見を楽しめるのも人気です。お花見に合わせて限定のカフェメニューを提供するなど、イベントに合わせた料理や飲み物を提供することも可能です。

視覚と味覚で涼を楽しむ 

「東京プリンスホテル」のカフェ&バータワービューテラスでは「涼」を感じるようなプロジェクションマッピングや冷たいメニューを提供しています。

夏の集客に使える屋外テラス&バーの成功事例でもあり、水色をテーマに猛暑のなかでも涼しい空間を作り出しています。テーマに合わせ、涼しげな色の料理を提供するなど全体的に統一感を持たせることにも成功しています。

東京の一等地にあり、近くに東京タワーも見える立地だからこそ、観光客の集客にも効果的です。目で見て楽しみつつ、味覚も妥協しないホテルならではの魅力を伝えられるプロジェクションマッピングと言えるでしょう。

レストランの演出にはプロジェクションマッピングがおすすすめ

レストランの演出とプロジェクションマッピングの相性は良く、料理や飲み物の魅力を伝えたいときにも便利です。また、レストランにとっても他店とは違うサービスを提供したい、客単価をあげるための付加価値をつけたいと考えているのではないでしょうか。

ただ、料理を提供するだけでは難しく、お客様が「また来たい」と思ってもらえるようなレストランを目指す必要があります。プロジェクションマッピングにも種類があるからこそ、レストランに合った内容や予算も含めて検討するのをおすすめします。

実際の成功事例を参考にしつつ、どのようなプロジェクションマッピングを行うのか考えることが大切です。SNSにもヒントはたくさんありますし、専門家に相談しつつ進めていきましょう。

ぜひ、レストランのプロジェクションマッピングについて弊社にご相談ください。

目次