プロジェクションマッピングの制作費用の相場とは?

プロジェクションマッピングの制作を依頼したい、と思ったときに制作費用はいったいどれくらいになるのか相場が気になりますよね。

この記事ではプロジェクションマッピングの仕組み、制作費用の相場、活用事例、実際に制作する場合の流れや実施にかかる期間、制作会社を探すときのポイントについて詳しく解説していきます。

目次

プロジェクションマッピングの仕組み

プロジェクションマッピングを見たことがある人は多いと思いますが、その仕組みについてはよくわからないという方も少なくありません。

プロジェクションマッピングは、3Dオブジェクトや立体的な表面といったスクリーンとなるものの形状を意識した映像を制作し、プロジェクターでその制作した映像を投影しスクリーンと合わせることで成立します。ここでは、その基本的な仕組みについてご紹介します。

まずは、パソコンで投影したい対象物の形状に合わせた映像を作ることから始めます。

パソコンは投影する映像の制作や映像を再生するために必須です。また、作品制作にはプロジェクションマッピング専用のソフトが使われることが多いです。

専用のソフトを使えば、自由度の高い映像の加工やリアルタイムで映像と音楽を楽器感覚で操作できたりと、スムーズな投影が可能になるためです。加えて、プロジェクターを使って映像を対象物に投影(プロジェクション)します。プロジェクションマッピングをやってみたい人は、対象物の大きさや投影距離、設置場所の明るさなどの条件によって適切な機種は異なるため、作品の条件によって適切な機種を選ぶようにしましょう。

次に対象物を用意し、対象物の形状に合わせた映像を貼り付ける作業を行います。

これを「マッピング」と呼びます。マッピングという言葉には「割り当てる」「位置付ける」の意味があります。投影したい対象物の位置を決めたら、いよいよプロジェクターを使って投影です。対象物と見比べながら投影する範囲を合わせていきます。

映像とスクリーンとなる建物や物体や空間などの対象物の位置がずれないように、プロジェクターが対象物に正確に映像を投影できるよう調整していきます。

プロジェクションマッピングでは、映像が立体的に浮かび上がるような効果を生み出すために、常に鑑賞者がみる距離や視点を考慮して制作されています。映像の見え方は鑑賞者がみる位置によって変わることは事実です。しかし、特に大型の建物などへのプロジェクションマッピングなどでは多くの鑑賞者が遠くから離れてみるため、鑑賞者同士の位置の違いはごく小さな差になり、映像が立体的に見えるようになっています。

このように、プロジェクションマッピングの映像は常に鑑賞者の距離や視点を計算して制作されています。

プロジェクションマッピングの制作費用相場

プロジェクションマッピングには高額なイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

ここではプロジェクションマッピングの制作費用の相場感についてご紹介いたします。

プロジェクションマッピングの制作は、複数の工程で構成されており、依頼するイベントの規模によって費用が大きく異なります。

加えて、イベントの開催の期間が短期なのか常設なのかによっても変動するのと、投影するスタッフのマッピングオペレーション費用も発生することは留意しておく必要があります

主な費用は大別すると以下の通りです。

・企画費用

・コンテンツ制作

・機材レンタル

・設営費、人件費

規模相場
大規模 (駅やビルなど)300~1,000万円
中規模(屋内の壁やレストラン、結婚式の会場、自動車など)150~500万円
小規模(人体の一部や小物への投影など)40~200万円

ただし、費用の基準は投影面積だけでなく、投影時間や映像素材の難易度、制作の内容により変動することがあり異なります。

特に表面が凹凸なものに投影したり、変則的な動きを投影したい場合などは制作費用が高くなる傾向にあります。正確な費用は各社へお問い合わせをしてみることをおすすめします。

プロジェクションマッピングの制作を依頼する流れ

プロジェクションマッピングを自社イベントやパーティーなどで活用したいと検討されている担当者の方もいらっしゃるでしょう。

ここでは一般的なプロジェクションマッピングが完成するまでの工程を大まかにまとめたので参考にしてください。

  1. 企画・立案
    どのような目的でプロジェクションマッピングをするのか、ターゲット層はどこか、テーマは何かといったコンセプトや実施場所、期間、予算感を検討します。業者に依頼する場合はこのタイミングで図面や写真、資料を用いながら投影場所の選定を行うことがあります。
  2. 現場調査
    現場を見てプロジェクターやスピーカーが設定できる場所の確保や図面の作成を行います。投影場所の決定やサイズ、場所周辺の明るさ、投影面から機材設置可能箇所の確認を行います。また、影サイズや周辺環境に基づきプロジェクター等機材の選定と設置場所をきめ、音響周りの確認やコンテンツの尺を決めます。
  3. 企画
    映像のストーリーを決めるのに必要となる絵コンテ・ビデオコンテの作成、建物などの形状に合わせたレイアウトの設計、音楽制作を行います。アニメや映画と違って、プロジェクションマッピング特有のコンテンツは映像単体だけではわかりづらいため、想像力や経験による判断が必要とされます。映像の長さも5分前後のことが多いため、短時間で鑑賞者にとって印象に残るものを作成することが求められます。
  4. 映像コンテンツ制作
    2D・3Dの映像に合わせた音楽の制作、マッピングデータの作成、写真とのデモ、最終用データの作成、検証を行います。
  5. 設営
    プロジェクターなどの機材の設置、ブレンディングやマッピング作業、リハーサルを行います。
  6. 実施
  7. 投影先の対象物とプロジェクターのセッティング
  8. 動画作成
  9. マッピングソフトなどを使って動画を立体に当てはめるためにどの面に移すか、タイミングなどを調整する。

イベントで投影する場合には電力の確保やケーブル類の配線確保、周辺地域への確認、告知用サイト・ポスター・リーフレットなどの制作、SNS発信、記録用の写真・動画撮影や編集、観客の誘導を行うスタッフの配置、観覧場所の確保、プロジェクションマッピング投影時以外のBGMやMCを必要とします。

常設イベントの場合は、設置工事、電源工事、仕様引き継ぎ等があるため、工事業者との打ち合わせが発生します。さらに現場によっては運営スタッフ以外にも設営・音響・照明を担当するスタッフも必要になります。

そのため、事前にどのようなプロジェクションマッピングを実施したいか事前のイメージのすり合わせや準備が非常に大切です。

プロジェクションマッピング制作なら、ぜひラディックスへお任せください。

下記の電話もしくはメールにてお気軽にお問い合わせください。

プロジェクションマッピングの制作期間

プロジェクションマッピングを制作会社に依頼する場合の期間の目安を紹介します。通常、プロジェクションマッピングの企画制作は最短でも平均3ヶ月が一つの目安です

大型の企画は1年以上かけて進める場合もあれば、小さい規模の企画であれば1ヶ月で制作を行う場合もあります。

制作日程の期間が変動するケースとしては、プロジェクションマッピングのコンセプトが変わったり、コンテンツが多数にわたり演出が複雑化する場合、イベントの規模によって企画内容の調整が必要となる場合が挙げられます。

あまり制作期間が長く取れない場合には、コンテンツを業者に任せたり、あるいはやりたいことをしっかり明確にしておくと制作期間が取れない場合でも効率よく進めることができるのでおすすめです。

プロジェクションマッピングの活用事例・効果

プロジェクションマッピングは目的によって様々な活用方法が考えられます。今回は弊社が導入したプロジェクションマッピングの事例をご紹介します。

導入を検討されているご担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

レジャーホテルの一室に導入

レジャーホテルの一室にプロジェクションマッピングを導入した事例です。

異なるテーマやシーンに合わせて部屋の雰囲気を瞬時に変化させることができ、お客様に楽しい時間と新しい体験を提供できます。

フィットネススタジオ b-monster様へ導入

暗闇空間で自分だけに集中できるボクシング・フィットネスb-monster様へ導入した事例です。

「暗闇の中、大音量の音楽に身を委ね、思いっきり身体を動かす」他のジムでは決して味わえない、非日常的なエンターテイメント性を重視されており、プロジェクションマッピングを導入されました。

トレーニング中には18m四方の部屋の壁と天井に様々な映像が流れ、お客様に非日常体験を提供しています。

制作会社を探すときのポイント

プロジェクションマッピングの制作会社を選ぶ際には、以下のポイントに留意してください。

  1. 技術力と制作実績が豊富かどうか

プロジェクションマッピングは映像制作のみならず、プロジェクターの設置やイベントの演出までを含みます。それら全てに経験豊富で技術力がある会社を選びましょう。

  1. 予算に合わせて柔軟に対応可能か

設置場所や規模、自社の要望、予算に対して柔軟に応え、予算にそったプランを提案してもらえるかどうかも重要です。

  1. 映像表現に独創性があるか

プロジェクションマッピングでは、視覚的なインパクトと伝えたいメッセージを融合させた映像制作が求められます。そのため、制作会社の過去の作品や実績を見て、映像表現に独創性があるか確認してみることをおすすめします。

  1. 設置施工に対応可能か

プロジェクトマッピング制作会社には実施会場の形状や規模に合わせて最適な設置に関する計画策定の能力が求められます。依頼前に、その会社が適切な設置施工が可能かを確認して選定するようにしましょう。

なお、弊社でもプロジェクションマッピングの制作を行っておりますのでぜひご相談ください。

プロジェクションマッピングの依頼は株式会社ラディックスへ

自由度が高く、アイデア次第で大きなインパクトをもたらし、鑑賞者の印象に残るプロモーションを行えるプロジェクションマッピング。最先端のテクノロジーを使ったプロジェクションマッピングを自社サービスや商品の宣伝に取り入れることで、その話題性やインパクトの強さから集客力UPを期待できます。また、自社内の空間作りにも相性が良く導入企業数が増えています。この機会にぜひ制作を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事では、プロジェクションマッピングの仕組み、制作費用の相場、活用事例、実際に制作する場合の流れや実施にかかる期間、制作会社を探すときのポイントについて解説しました。

弊社株式会社ラディックスは、東京駅・鶴ヶ城・東京スカイツリーをはじめとする全国数々のプロジェクションマッピングに携わってきた制作会社です。

集客力、販促につながるような発想力で、屋外で行う大規模な建物から屋内の壁、平面、テーブルに至るまで、ご予算に応じた高い演出効果のあるプロジェクションマッピングをご提案いたします。インタラクティブを加えた演出もお任せください。

「予算が足りない…」「イベントまで時間が無い…」、その様なお悩みの声を解決すべく、コンテンツレンタル事業を始動しました。既存システムをカスタマイズして利用することで、予算と時間を抑えることが可能です!

初めての映像制作を検討する企業様にも安心してご利用いただけるよう、制作のフローから効果的な活用方法まで丁寧にご案内いたします。企画から撮影、完成まで、専任チームが協力して貴社の目標達成に向けて伴走いたします。

プロジェクションマッピング制作なら、ぜひ株式会社ラディックスへお任せください。

下記電話もしくはメールにてお気軽にお問い合わせください。

目次